昨日、高島市市長選挙の開票結果、新人の福井正明さんに決まった。福井さんは、サッカー場建設計画と、新市庁舎建設移転の「凍結」を打ち出し、医療や福祉の充実を訴え、原発に対しては腰を据えた、脱原発を主張している。
接戦が予想され、降雪による投票率低下の不利があったにも拘らず、3000票差と思った以上に票が開いた。福井さんの訴えに共感する住民の積極的な動きがあったからだろう。
人々は、国が、国をと大声を上げる政治家や、投機的な金の動きを頼みにする中央の政治に期待することなく、今、足元の地方政治に、より真剣に向き合おうとしているように見える。
地方の新たなうねりが、中央を包囲する。