デラシネ、スペイン内乱期へのロマンチックなあこがれを含んだこの言葉の響き、しかしいまそれは現実の重みを伴って響く。そして、アナキズム、これもかつて革命の血の騒ぎの中で胸を締め付けた言葉だが、それも今、日常の中に息吹いている。
何モノにも依ることなく、何をも代表せず、いかなる権力も求めず、一人の民以外の何モノにもならず、民の日々直接の行動が体制の施策への目に見える圧力となる。私たちは、そのような新たなステージに立っている。
2013年、それは民の力が試される年。ひとり、一人の民が、民のありようを問われ、答えてゆく形の始まりだ。